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AI電話受付サービス「LINE WORKSキャッチコール」

1年間の無償提供キャンペーンも展開

(左から)執行役員CPO プロダクト統括本部 本部長の大竹哲史氏、事業企画本部 AI Planning プロダクトマネージャーの小澤隼貴氏、事業企画本部 WORKSプランニングチーム サービスプランニングマネージャーの村田薫氏

 LINE WORKSは、AIが代表電話の一次受付を代行するサービス「LINE WORKSキャッチコール」を10月19日より正式提供すると発表した。

 同社では、コールセンター向けの「LINE WORKS AiCall」などのサービスを展開してきたが、同サービスの提供を通じて鍛えられた音声認識技術を活用し、電話の受付内容をテキスト化してビジネスチャットの「LINE WORKS」や指定メールアドレスに通知することで、代表電話の受電や取り次ぎに伴う業務負担の軽減を図るのがLINE WORKSキャッチコールとなる。

中小企業が抱える代表電話の課題に着目して開発

 企業における代表電話の対応は、受電そのものだけでなく、取り次ぎや伝言メモの作成、それに伴う本来業務の中断が慢性的な課題となっている。同社が全国の中小事業者(従業員5名〜100名規模)を対象に実施した調査では、代表電話の対応や取り次ぎに費やす時間は1人あたり1日平均約1時間(68.5分)に達し、着信の4件に1件は重要度の低い内容だという。さらに、電話対応のために出社や残業を余儀なくされている現場が約4割にのぼるなど、従業員の心理的・身体的負荷が大きい実態が浮き彫りになった。

 一方、取引先や顧客からのニーズがあるため代表電話自体を廃止することは難しく、約5割の企業が電話窓口のデジタル化を検討しながらも、実際に取り組めている企業は1割未満にとどまっている。導入を阻む要因としては、導入・運用コストの負担感や料金体系の複雑さ、導入時の設定への不安が挙げられており、同社はこうした課題を解消して現場へ手軽にAI技術を届けるサービスとして今回のサービスの開発を進めてきた。

すぐに使い始められる手軽さ

 LINE WORKS キャッチコールの音声認識エンジンには、年間3,000万コール・月間250万コールの処理実績を持つLINE WORKS AiCallの技術がそのまま継承されている。AIが着信に対して自然な対話で自動応答し、発信者の氏名、企業名、折り返し先の電話番号、連絡がつかない日時、用件などを漏れなくヒアリングする。

 現場での導入のしやすさを最優先に設計されており、複雑な対話シナリオの作成や専門的なチューニング作業は不要。プロのシナリオライターが最適化した会話フローが標準搭載されており、企業側は応答時の名乗りやヒアリング項目のオン・オフ、通知先メンバーの選定など、5項目を設定するだけですぐに利用を開始できる。回線は発行された専用の050番号に対して既存の固定電話や携帯電話から転送設定を行なう仕組みで、既存の電話番号を変更することなく即日導入が可能となっている。

チャット連携によるチーム対応と安全なデータ設計

 AIがヒアリングした内容はテキスト化され、直後にLINE WORKS上の指定グループトークルームに送信される。通知内容から用件や優先度がひと目で把握できるため、営業電話などの緊急性が低い連絡を後回しにできるほか、担当者が用件に合わせた事前準備を整えた上で折り返し連絡を行なえる。

 管理画面ではテキストだけでなく録音された音声の再生も可能なため、聞き取り内容の確認も確実に行なえる。また、対応ステータスの管理やチーム内でのメモ共有機能も備わっており、対応の抜け漏れや二重対応を防ぎながら複数人でのスムーズな運用を支援する。

導入しやすい定額料金と1年間の無償化キャンペーン

 料金体系は中小規模の事業者でも予算管理がしやすい月額定額制を採用しており、初期費用や受電ごとの従量課金は設定されていない。年間1,800コール(月平均150コール)に対応するライトプランは月額8,900円、年間3,600コール対応のスタンダードプランは月額14,900円、年間12,000コール対応のアドバンスプランは月額39,800円(いずれも税別・年間契約)で提供される。電話番号の追加(1番号につき月額1000円)や着信件数のプリペイド追加(100件につき10,000円)といったオプションも用意されている。

 サービスの正式提供にあわせ、10月19日~2027年3月31日に申し込んだ企業を対象に、全プランが契約開始日から1年間無料で利用できるキャンペーンも実施される。企業規模や業種、受電数の制限なく適用される。