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MESH-XやKDDI、ソフトバンクら12者、通信・電力・計算資源を統合制御する社会実証を開始

MESH-X、NHKテクノロジーズ、九州大学、KDDI、ソフトバンク、東光高岳、東京大学、東京電力パワーグリッド、東京電力ホールディングス、富士通、北海道大学、モルゲンロットの12者は、マルチステークホルダー協調型広域ワークロードシフト(以下 WLS)実証コンソーシアムを形成し、8月から「広域WLS」の実用化に向けた共同実証を開始した。

 同取り組みでは、各者が有する技術やアセットを結集し、AI学習・推論に必要な計算資源の最適運用などにより、「広域×マルチキャリア×データセンター×電力システム相互最適化」を特徴とするAIインフラモデル「バーチャルハイパースケーラー」の実現を目指した技術面、運用面、事業面の実証を12者共同で実施する。

 学術情報ネットワーク「SINET」と東京電力パワーグリッドが保有する電力保安用の光ファイバー(ダークファイバー)を利用した広域ネットワークを構築。一部区間のデータセンター間をオール光ネットワーク(APN)で直結する構成も検証する。このネットワーク上に学術系・産業系のデータセンター群を接続することで、協調型広域WLSを実行可能な環境の実現を目指す。

WLS実行の際には、バーチャルハイパースケーラーの中核となるオーケストレーターがシフト方法を最適化する役割を担う。電力需給や市場情報、GPU使用率、蓄電池の状態、ネットワーク状況等の情報を収集・分析し、ワークロードの配置を判断・制御する。

 社会実装に必要な要素を検証するため、複数のサブプロジェクトも実施予定。全国の大学間で広域WLSの基礎を確立する基盤的な実証から、再エネ・蓄電池との統合制御やオーケストレーションなどを実現するWLS技術の有効性検証といった発展的な実証まで、段階的な実施を予定している。

【各構成機関の役割】

MESH-X:実証統括、オーケストレーターの検討・開発、SVI糸島実証
NHKテクノロジーズ:DC環境の提供と実証の推進
九州大学:SINET接続環境の提供と実証の推進
KDDI:通信網・DC環境の提供と実証の推進
ソフトバンク:DC環境の提供、自社WLS基盤の開発および実証の推進、異なるWLS基盤の接続に向けた検討
東光高岳:DC環境の提供と実証の推進
東京大学:SINET接続環境の提供と実証の推進、評価協力
東京電力パワーグリッド:通信網(ダークファイバー)の提供と実証の推進
東京電力ホールディングス:ワット・ビット連携のビジョン提唱、実証への助言と評価協力
富士通:DC環境の提供、広域WLS基盤の開発・実証の推進
北海道大学:SINET接続環境の提供と実証の推進
モルゲンロット:GPU as a Service実現に向けた検討と実証の推進