ニュース

富士フイルムBI、AI搭載のA3カラー複合機「Apeos C7072」を発表

A3カラー複合機「Apeos C7072シリーズ」

 富士フイルムビジネスイノベーションは10月5日、新世代A3カラー複合機「Apeos C7072シリーズ」を10月29日に発売すると発表した。

 このシリーズは、同社のAI技術を採用した初の複合機。AI技術ブランド「REiLI Business」で展開するAI技術を活用し、紙文書や電子ファイル、FAXなど企業内のさまざまな情報を取り込み、クラウド上で整理する。

 また、クラウドを通じて機能やサービスを継続的に拡張し、導入後も新たな価値を提供するとともに、AIを活用した省電力化と保守の効率化、再生材の活用などの環境配慮設計を通じて、製品ライフサイクルおよび保守サービスにおける環境負荷低減を実現する。

クラウド機能を搭載し、文書活用をすぐに始められる環境を提供

 Apeos C7072シリーズは、新開発の自動両面原稿送り装置を全機種に標準搭載し、両面読取時最大300ページ/分の高速スキャンに対応する。名刺やレシートなどの小サイズ原稿やサイズの異なる原稿をまとめて読み取ることができ、企業内に存在するさまざまな紙文書を電子化する。

 クラウドサービス「Apeos Cloud Extension」を備え、認証設定や複雑なシステム構築を必要とせず、スキャン文書やFAXデータをクラウドに自動保存することができる。

 複数の領収書や名刺をまとめて読み取り、自動で個別のファイルに分割して保存する「マルチクロップ」や、図面上に追記された赤字のメモなど指定した色を除いた状態で電子化できる「ドロップアウトカラー」といった紙文書を扱いやすい電子データへ変換する機能も装備する。

色の再現性が高く、広い視野角を備えたIPSパネルを採用

文書を構造化し、業務で活用できる情報へ

 Apeos Cloud Extensionのオプション機能として、電子化した文書をクラウド上で一元管理できる「共用ボックス」、生成AIを活用したOCR技術を用意。共用ボックスでは、組織全体で文書を共有・活用でき、生成AIを活用したOCR技術では、請求書や見積書などの文書から明細情報を抽出し、業務で利用しやすい構造化データへ変換可能。

クラウド活用を支えるセキュリティー設定

 Apeos C7072シリーズは、新たに搭載した「セキュリティーの一括設定」により、利用環境に応じた推奨セキュリティー設定を適用可能。機能性を維持しながらセキュリティーを強化する「セキュアオフィスモード」と、公共施設や学校など不特定多数が利用する環境向けの「プロテクトモード」を用意し、セキュリティー設定の負担を軽減する。

AIと環境配慮設計で実現する環境性能の向上

 低温定着性能を実現したトナー「ELFEAT(エルフィート)」と低温定着に対応した定着器の採用により定着時の消費電力を削減。AIが機器の利用状況と利便性を学習し、低電力モードやスリープモードへの移行時間を自動で最適化する機能「AIおまかせ節電」も採用。操作性を維持しながら待機時の電力消費を抑える。

 さらに、独自のレーザー光源「Smart Addressable VCSEL」を活用した空間センシング技術「Smart WelcomEyes」で、利用者が近づくと操作パネルを自動で起動。待ち時間を従来機の約3秒から約1秒へと短縮した。